クレカでキャッシング
クレジットカードには、キャッシングも利用できるカードがあります。
キャッシングといっても、1ヶ月間に利用できる限度額はカード申込時に設けられており、その範囲内でクレジット枠とキャッシング枠の限度額が決まってきます。
例えば、クレジットカードの1ヶ月間の利用限度額が50万円の場合、キャッシングで10万円借りると残りのクレジット枠は40万円が上限となります。
キャッシングの年率金利は7%~28%程度と、カードの種類によってかなり幅がありますのでお持ちのカードでキャッシングした場合の金利は事前に確認しておくと良いでしょう。
旅行先ではクレジットカードを利用することをおすすめしますが、さすがにスーパーマーケットやデリで値段の安い商品を買うときもカードというわけにはいかないかもしれません。
トラベラーズチェック(TC)で換金を忘れたり、現金が底をついたりしたときは、現地のATMでキャッシングをしてみてはどうでしょうか。
VISAカードはATMネットワーク「PLUS」に、JCBカードやMasterカードはATMネットワーク「Cirrus」に加盟していますので、持っているカードの背面を確認し、加盟している「国際ATMネットワーク」のロゴがついているATMで、現地通貨を引き出すことができます。
キャッシングというとイメージが悪いかもしれませんが、実は非常にお得な外貨の両替方法です。
金利は当然かかりますが、レートは支払い処理を行った日の為替レート(クレジットカード会社が定めるTTMレート)で決済されます。ショッピング時に上乗せされる1.6%~1.63%の事務手数料は通常かからず、金利はクレジットカード会社が定める年率を借入期間に応じて日割り計算します。
キャッシング金利は各社異なりますが、最近は「グレーゾーン金利」の問題があるのでほぼ全てのクレジットカード会社が利息制限法の上限金利である、15%~18%に引き下げています。
クレジットカード会社によって借入期間や締日・支払日が違い、一概にはいえませんが、当月15日締め、翌月10日払いの場合、借入期間は25日~55日ですので、キャッシング金利を18%として日割り計算をすると、1.22%(25日)~2.64%(55日)の手数料率となります。
また、場所よって異なりますが、海外で現地通貨のキャッシングを利用すると、現地銀行で現金両替するより有利な為替レートになる場合もあります。
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